愛犬もあくびをするのか…!?



 

 

わんこもあくびをする!?

わんこもあくびをする!?

あくびの伝染 U◕ฺܫฺ◕ฺU 

 犬があくびをするのはどんな時? あくびは人間同士だと伝染しますが、犬にもあくびは伝染するものでしょうか? 
今回は、犬のあくびについてのお話です。

あくびをするのは? 伝染する?

 犬のあくびは代表的なカーミングシグナルのひとつです。
自分が落ち着きたい時や、興奮や恐怖心を鎮めたい時、嫌なことを我慢する時、
また相手に落ち着いて欲しい時などにあくびをします。

 では、私達人間同様、単に眠い時は? 
もちろん単に眠い時も、犬はあくびをします。

 さて、この種類のあくび、人間同士だとよく伝染します。
他人のあくびを見ると、つい自分もあくびしてしまったり……。

 あくびは、集団生活をしていく中で、周囲の感情を意識し、行動を合わせる必要から、相手の感情を理解して、
共感することが出来る社会的能力が成長して初めて伝染するとされています。
そして、人間も2歳~4歳ぐらいまでに成長しないとあくびは伝染しないという研究結果があります。

 あくびという行為自体は、哺乳類全般のみならず、広く鳥類や爬虫類にも見られるそうですが、
人間以外であくびの伝染が有名なのは、チンパンジーです。
この他にも霊長類の中には、伝染が確認されている種がいます。
いずれにしても、比較的高度な社会性を持っているわけです。

 同じく集団行動を取るカメでの研究もありますが、
「カメには仲間に共感する、というような感情は存在せず、あくびは伝染しない」そうです(※1)。

 東京大学動物行動学の研究結果は、「人のあくびは犬にも伝染する」と発表しています。
またこの研究によると、知らない人のあくびより飼い主のあくびは3.5倍も伝染しやすかったそうです。

 犬は歴史的に長い間、人間のすぐ側で共存して来ました。飼い主の行動や顔つき・声や身振りから、その
気持ちや考えを読む能力にたいへん優れています。相手に共感する社会的能力もチンパンジー並みにあると
いうわけです。特に、相手が飼い主家族だとなおさらです(※2)。

 さて、何かと忙しいこの年末年始も、愛犬は家族の行動をじっと観察していろいろな感情を汲み取ろうと
しています。飼い主も、愛犬の気持ちを考えてあげる余裕を持ち、この一年を無事一緒に過ごしてくれたこ
とに感謝しましょう。そしてまた来年、ひとつ年を取る愛犬と、素敵な思い出を作って行きましょうね。

※1 2011年 イグ・ノーベル賞(ユーモアのあるユニークな研究に贈られる)受賞研究
※2 犬も7カ月以下の子犬には伝染しないことが分かっています。


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